木材運搬で人海戦術の時に使うとびくちに柄を削って合わせる
北海道 日本一士別鳶 後藤吉久 まる伊 と名打ってあります
荒物刃物なので鋼は黄紙二号かなと
近所の鍛冶屋いわく銘品ということです。
材質は西日本では樫の木、東日本ではイタヤカエデ一択
私の地域では木柄にはイタヤカエデが使われます。理由は
- 衝撃、インパクトのときに手に響かない、硬すぎないため
- 長くてもしなりがある、粘りがある
- 冬に素手で触っても冷たくない
大木を挽き割った繊維が上から下まで通った芯去り材であること
口側が元口になるようにあとはひたすらカンナで削ります。
ポイントは頭から7寸(210ミリ)辺りから振動で落としていき、まくれたところを削りながら地道に
けずります。隙間が出ないように、とびくちの上から15ミリほど下にくるようになれば完成です
今では良質なカエデの材料も少なくなり、アカシヤやカンバなども使われているそうです。
ナタや鎌の柄もすげてみましたがとびの柄は上級コースです。ですが暇で挑戦的な方なら可能だとおもいます。
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